Deadlineを使う時によく出てくるワードと意味をまとめています。(随時更新中)
参考資料https://docs.thinkboxsoftware.com/products/deadline/10.2/1_User%20Manual/index.html
Deadline Monitor(デッドラインモニター)
Deadlineでレンダリング中のJob管理を行うアプリケーション。
Jobの中断・再開や、Jobユーザー、Jobの進行状況、レンダリングマシンの使用状況、エラー内容などを確認可能。
Job(ジョブ)
各DCCツールからSubmitterによりDeadlineに登録された情報のこと。
Jobには以下のような情報が含まれている。
- Job Name:Jobの名前
- Comment:コメント
- Group&Pool:指定したグループ、プール
- Priority:優先度
- Limit:ライセンス制限などのリミット
参考リンクhttps://docs.thinkboxsoftware.com/products/deadline/10.2/1_User%20Manual/manual/job-submitting.html
Task(タスク)
Jobを分割したもの。基本的にはレンダリングするフレーム単位に分割される。
“Frames Per Task”を使用すると、設定した数分を1Taskとして分割する。
Group(グループ)
レンダリングマシンのグループ。デフォルトは”none”が設定されている。
管理者がグループを作成し、スペックやインストールされているソフトウェアごとなどでレンダリングマシンを割り当てておくとレンダリング時に便利になる。
Groupはnoneのままで、Poolだけ指定する使い方でも問題ない。
Pool(プール)
Groupと似ているが、1台のマシン対して複数のPoolを割り当てることで、並び順による優先度を決めることが可能。
また、Secondary Pool(セカンダリプール)という第2希望のPoolも設定可能で、Poolのマシンが全て使用中の場合にSecondary Poolのマシンが空いていればそちらを使用するということができる。
デフォルトでは”none”が設定されている。
マシンA | Pool_01, Pool_02, none |
---|---|
マシンB | Pool_01, Pool_02, none |
マシンC | Pool_02, Pool_01, none |
上記のようにマシンA、B、Cの3台に対して、Pool_01、Pool_02を割り当てたとする。
3台が未使用の状態で、ユーザーXが「Pool=Pool_01」、「Secondary Pool=Pool_02」を設定してレンダリングを始めると、マシンA、B、Cの3台で分散レンダリングが始まる。
次にユーザーYが「Pool=Pool_02」、「Secondary Pool=Pool_01」を設定したとすると、マシンCは「Pool=Pool_02」が優先になるので、ユーザーXはマシンA、Bの2台を使用、ユーザーYはマシンCを使用してレンダリングを進めることができる。
Limits(リミッツ)
ライセンスまたはリソースのリミット設定。
100台のレンダリングマシンに対してプラグインのフローティングライセンスが20しかない場合、100台でレンダリングを開始するとエラーになってしまう。そういった場合に、Limitsを設定しておくと20台までしか使用しないように制限をかけることができる。
Machine Limits(マシンリミッツ)
レンダリングに「使用する/使用しない」マシン名を指定する機能。
“Allow List”で「使用する」、”Deny List”で「使用しない」マシン名を指定して除外できる。
Deadline Worker(デッドラインワーカー)
レンダリングマシンのこと。
Deadline Monitor上にアイドル、レンダリング、サスペンデッドなどの状態で表示される。
Submitter(サブミッター)
レンダリングしたいファイルの情報をDeadlineに送信するツール。各DCCツール上からスクリプトを実行して使用する。
以下のリンクを参照すれば、自前のサブミッターなども作成可能。https://docs.thinkboxsoftware.com/products/deadline/10.2/1_User%20Manual/manual/manual-submission.html#manual-submission-ref-label
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