110円以下のコミック・本がすべて0円になる「タダ本」というサービスがあるのをご存知でしょうか。
私はこのサービスを発見したとき「え?そんなお得な話が本当にあるの??」と疑ってしまいました。
この記事では私と同じように「どんなサービスなの?」という疑問がある方向けに「タダ本」を1年間利用してみた感想とメリット・デメリットをまとめたいと思います。
タダ本について
まずはタダ本について少し説明します。
タダ本とは
タダ本は本・ゲームなどのネット中古販売サービス「ネットオフ」が運営する年会費制のサービスです。
サービス内容は以下の通り。
- 対象商品が毎月15冊まで無料
- 対象商品は20万冊以上!
- 年会費5800円
いわゆるNetflixなどと同じようなサブスクリプションサービスで、毎月15冊までなら20万冊の中から無料で本が読めてしまうということです。
年会費は5800円なので1ヶ月483円という安さ!
そして483円を15冊で割り算すると1冊あたりなんと32円になります!!
さらにお得になる方法がある
この値段だけでも衝撃の安さなのですが、ネット通販に付きものである「送料」まで安くなる仕組みがあります。
それが「3・6・9点で送料無料~」サービスです。
なんと3冊・6冊・9冊の組み合わせでまとめ買いすると送料が無料になってしまうのです!
ただし注意点があります。「タダ本対象商品だけ」でこの組み合わせにした場合は送料150円がかかります。「タダ本対象商品4点+通常商品2点(1000円以上)」など通常商品と組み合わせると送料が無料です。
私は最初これに気付かずにタダ本商品だけを買って送料がかかってしまいました。(と言っても150円ですが)他にも通常商品で読みたい本があれば合わせて買うほうがお得です。
そしてタダ本会員になれば、1か月目には100円分、2か月目には200円分、 3か月目と4か月目には250円分、 5か月目には300円分のクーポンが毎月付与されます。 さらに3か月に1度、ネットオフでの買取金額が50%アップするボーナスクーポン(ボーナス上限1万円まで)もプレゼントされます!
クーポンも利用すればお得に売り買いできちゃいますね。
対象商品にはあの人気作も
「こんな値段で読めるのって誰も興味ない本なんじゃないの?」と思ってしまいそうな安さですが、タダ本対象商品には有名作品がたくさんラインナップされています。
例えば「ワンピース」、「進撃の巨人」、「東京喰種」、「七つの大罪」などの人気作が対象商品となっています。
私はワンピースを途中まで買って中断していたので続きを一気に買ってしまいました。
ジャンルは「少年コミック」、「青年コミック」、「少女コミック」、「レディースコミック」、「ボーイズラブ」などがあり、さらに漫画だけでなく「小説」や「ビジネス書」なども含まれているので、気になっていたけどまだ読んでいなかった本が無料で読めてしまうかもしれません。
利用しようと思った決め手
この辺りの詳細を調べてみて、私が利用してみようと思う決め手になったのは「値段の安さ」ですね。
これまでHulu、Netflix、AmazonPrimeなどの映像系サブスクサービスを利用していた私は「月500円以下で本が15冊も読めるなんてサイコー」と思いました。
そして電車移動などをしている間に読むのであればスマホで読める電子書籍が良いのですが、家にいるし同居人にも貸せるので実際に本が手に届くこちらのサービスが良いなと思い申込むことにしました。
1年間で感じたメリット・デメリット
ということで、ここからが1年間タダ本サービスを利用してみて感じたメリット・デメリットになります。
値段がとにかくお得
まずサービス内容を見てわかる通り、明らかにお得です。
1冊32円で本が買えるサブスクリプションサービスを私は他に思い当たりません。しかも人気マンガから小説、ビジネス書まで様々なジャンルから選ぶことができます。
読みたかった作品がタダ本対象商品に含まれていれば一気に大人買いなんてことが出来ちゃいます。
ただし(当たり前ですが)新作などはタダ本対象商品にはなっていないので、最近の話題作などが読みたい場合は、少し古いけど読みたかった作品と最近の作品を組み合わせて購入すると両方楽しめて良いと思います。
古本なのに綺麗
タダ本で購入できる本は古本のはずなのですが、実際に届いた本は結構綺麗でした。
例えば「ワンピース」で言うと、新品とは言えないですが日焼けなどもほとんどなく、古本屋などで買えば1冊300円ぐらいはしそうなクオリティでした。(そもそも発売されたのが数十年前という作品は多少日焼けしていました)
自分が古本屋に行く場合は同じ巻が複数並んでいれば綺麗なものを選びがちなので、送られてくる本がどんな状態か気になっていたのですが、ほとんど綺麗な本ばかりだったのには驚きました。
発送がそこそこ早い
ネットで本を選んで注文してから自宅に届くまでは大体2、3日程度でした。
Amazonなど1日で送られてくるサービスに慣れてしまって遅いと感じる方もいるかもしれませんが、私はまだ読んでいる途中で注文したりしていたので気にはなりませんでした。
まとめ買いした場合はダンボールではなく、紙袋に包まれた状態でいつも郵便ポストに投函されて届きます。
なので郵便ポストを見ておらず数日間気付かないということがありました😂
対象商品が全巻無料という訳ではない
これはデメリットな点ですが、タダ本対象商品になっている作品が全巻揃っているとは限りません。
具体的には、最初の数巻目まではタダ本対象で途中の巻からは通常商品という本もあります。
特に新しめの作品の場合はこうなっていることが多い気がします。
とはいえ、そこそこ綺麗な本が古本の値段で購入できるので引き続き読み進めることは可能です。
15冊買って読むのは大変
これは個人的な感想ですが、毎月15冊本を買って読むというのは大変でした。
そもそも私が普段から本をたくさん読む生活ではなかったのが原因かと思います。
ですので毎月たくさんの本を読んでいる方にとっては問題ないのではないでしょうか。
また「年間料金を支払っているので毎月15冊買わないと!」と思いがちですが、110円の本を15冊で考えると4ヶ月分で元が取れる計算になるので、毎月買い続けないといけないということはありません。
1ヶ月で15冊読み終わらなくても毎月買っておいて後で読むのもアリです。
ネットオフでは買取も行われているので、読み終えたら買い取ってもらってまた他の本を買うようにすれば家にどんどん本が増えるということもないですね。
とにかく毎月15冊選べるというのは私にとっては十分な数字でした。
年間プランしかない
デメリットというほどではないですが、支払い方法は年間利用料として払う方法しかないようです。
毎月払って好きなタイミングで辞めることができないので、退会する場合は途中退会か1年間利用してから辞めるということになると思います。
4ヶ月分で元は取れるのですぐ退会しない限り損することはなさそうですね。
まとめ
1年間「タダ本」生活を始めて、お得に読みたかった本が読める生活に変わりました。
ここ数年は家にいる時間も増えたのでとてもありがたいサービスです。
私の場合は読むのが遅いのでどんどん積読が増えていくという状態になっていますが、本を読むのが好きな方にはぜひ利用していただきたいと思います。
本を置く場所がないという人はkindleや楽天Koboで電子書籍を購入するのがおすすめです。
コメント