リモートワーク2年間の感想

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未だ猛威を振るう新型コロナウイルスですが、リモートで仕事を始めて約2年が経つので今までの流れや感想を書いてみたいと思います。

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私のポジション

私は会社で技術サポートを行う部署に所属しています。

そのためリモートワークへの移行に伴い、検証や問題解決策の提案を行ってきました。

現在も絶賛職場環境の改善について考える日々です。

そんなわけで感想を書いてみることにしました。

職場環境

私の職場は普通のオフィスで、社員は全員PCを使った仕事をしています。それぞれに自分のデスクとPCが用意されているという環境です。

仕事内容は映像制作で、CGなどを多用するために一般企業よりは良いスペックのデスクトップPCを使用しています。

コロナ前からリモートワークというワードを耳にすることはあり、会社的にも遠方在住の優秀な人材採用など可能性が広がるためできれば良いなという夢はありましたが、技術的に難しいと諦めている感じでした。

リモートワーク開始のきっかけ

リモートワークが始まったきっかけはもちろんコロナウイルスです。

感染拡大が始まった2020年3月末から、私の会社は可能な限りリモートワークへと働き方を変更しました。

夢は持ちつつ諦めているという状況から一気にリモートワークへ移行されることになりました。

リモートワーク移行での問題

いきなりリモートワークにしようと言っても、今まで特に準備も行っていなかったため最初は色々な問題が発生しました。

作業環境問題

一番大きかったのは作業環境の問題。

ノートPCで作業ができるのであれば話は簡単でしたが、私達の仕事は高価なデスクトップPCが必要なため作業環境をどうするのかというのが早急の問題でした。

いつまでコロナの影響が続くかもわからずPCを配送するのもどうかという感じで、なんとか会社にPCを置いたまま仕事ができる方法がないかを調査しました。

その頃他の会社でも急ピッチで検証が行われており、ありがたいことに情報を共有してくださる会社(海外も含め)があったため、それらを集めて試した結果自宅から作業する方法が見つかりました。(とはいえ、全く問題がない訳ではないので必要な時は出社している社員もいます)

また自宅で作業することになるとは想定していなかったため、机や椅子などが揃っておらず自宅で作業できないという人もいました。

私はそれなりに作業できる環境を揃えているつもりでリモートワークを始めましたが、首や腰が痛くなったため会社と同じメーカーの高級オフィスチェアを導入しました。机も買い替えて今では快適な環境で仕事を行うことができています。

コミュニケーション問題

次に問題だったのはコミュニケーションの問題。

今まではオフィスで話かければ仕事の相談や雑談ができましたが、リモートワークになってそれができなくなりました。

メールや電話でも連絡は取れますが「ちょっとこれお願いします」程度の簡単な連絡をするのには向いていない。

そこで導入されたのがチャットツール。それまでも一部では使用されていましたが、本格的に業務のやり取りで使用されることになりました。基本的にはSlackをメインツールとして使用しています。

他にも、今までは会議を社内会議室で行っていたのをオンライン会議にしなくてはいけなくなり、ZoomやGoogleMeetを使うようになりました。

2年経過した現在

こうしてリモートワーク開始当初から半年後くらいまでは、会社的な環境構築とそれぞれの自宅の環境構築が必要な状況ではありましたが、2年経過した現在では問題なく仕事が行える状態にはなっています。

しかしまだ完全にリモートワークに全員が慣れているとも言えません。

ITリテラシーの差と言いますか、リモートワークに導入されたツールを活用できている人とそうではない人がおり満足度にも差があるという状況です。

そこは情報共有を行い、差を少なくしていく努力が必要だと思っています。(情報共有も相手が問題を認識していなければ難しいところではあります)

現状の悩み

さて、仕事としてはほぼリモートでも問題ない状態にはなったのですが、やはりまだ改善したいところはあります。

それは「雑談」です。

出社していたときの偶然社内で出会って発生する雑談。あれができません。

そういうことができそうなものとして「バーチャルオフィス」系のサービスも増えてきており、いくつか試してみたのですが「偶然会う」というのがとても難しいです。

オンライン上で「会う」という行為を行うためには、常に誰かしらが参加している空間があり、そこに自分から参加して「会話する」または「チャット」を行うということになります。

ということは仕事をしている合間の休憩時間にわざわざその空間に参加するか、常に参加している状態で作業をするということが必要です。

私自身が検証のためにとあるバーチャルオフィスサービスで作った部屋に毎日朝から夜までログインした状態で、他の人が参加してきたら雑談をするということを数日やってみたところとても疲れました

自分の作業をしつつ誰かに話しかけられたら気づくために音声をイヤホンやスピーカーで聞いている状態で過ごさないといけない上、雑談が始まると久々で長話になってしまい自分の作業が進まない。

実際に検証してみて、やはり食事やトイレに行こうとして移動している時に会って話すという感じをバーチャルで行うのはとても難しいことがわかりました。それこそVRゴーグルをつけて仕事ができるようになれば近づくのかもしれませんが。

ということで、「どうすれば雑談を気軽に行えるのか」という課題があり色々調べていたのですが、結論としてはそれぞれで好きにすれば良いという考えに至りました。

リモートワークになって「人に話しかけられなくて集中できるのが良い」という人もいれば、「人と話す機会が減って残念」という人もいます。この場合集中したい派の人は誰かが雑談する環境を用意しても積極的に参加はしてくれない気がします。

会社側から何か用意してあげるべきではありますがこのように意見がわかれるところではあるので、話したい人同士で考えて好きにやってもらうのが一番良いのではないか思います。

そしてそこが盛り上がれば、「こういうことをやってますよ」という情報を共有して興味のある人は参加してもらって、大きくなってきたら会社として環境を作るという流れになれば良いなと思います。

まとめ

問題点のことばかり書いてしまった気がしますが、個人的な感想としては「リモートワーク最高!」です。

朝ゆっくり寝て、満員電車に乗る必要もなく、近所の行ってみたかったお店にも好きな時間に行くことができます。

今後出社も可能になれば好きな場所で働くことができるようになるので、バランス良く使い分けていければなと思います。

やっぱり同僚と食事に行ったり雑談が出来ないのはストレスなので、早くコロナが収束してくれることを願います。

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