「XPPen Deco 01 V2って実際どうなの?」
「3年以上使っても問題なく使える?」
「イラストだけでなく3DCGにも使える?」
そんな疑問に答えるため、今回はXPPen Deco 01 V2を約3年間使ってきた筆者が、長期使用したからこそ分かったメリット・デメリットをレビューします。
私は普段、映画・ドラマ・CMなどの映像作品で使用する3DCG作業を行うために「Deco 01 V2」を使用しています。
この記事では、単純なスペック紹介ではなく、
- 3年間使って分かった耐久性
- 実際の描き心地
- 長時間作業での使いやすさ
- ショートカットキーの使い勝手
- CG制作との相性
- 3年使って感じた不満
- 現在でも購入する価値があるのか
といったポイントを中心にレビューします。
先に結論を言うと、Deco 01 V2は「3DCG作業で十分使えるペンタブ」です。
XPPen Deco 01 V2とは?
「XPPen Deco 01 V2」は、XPPenから発売されている板タブです。
作業エリアは10×6.25インチで、8192段階の筆圧感度、60°の傾き検知、8個のカスタマイズ可能なショートカットキーを搭載しています。
| 項目 | Deco 01 V2 |
|---|---|
| 作業エリア | 10 × 6.25インチ |
| 筆圧感度 | 8192段階 |
| 傾き検知 | 60° |
| ショートカットキー | 8個 |
| ペン | バッテリーフリー |
| 接続 | USB |
| 対応OS | Windows / macOS / Android / Chrome OS / Linux |
| 厚さ | 約8mm |
※スペックは公式情報をもとに記載。
なぜDeco 01 V2を購入したのか
ここでは、筆者が「Deco 01 V2」を購入した理由を書きます。
購入したきっかけ
購入のきっかけになったのは「コロナによる在宅勤務の開始」でした。
コロナまでは、出社して会社で支給されるペンタブを使っていたのですが、リモートワークになりPCなどは自宅のものを使う流れになりました。
自宅にモニタやペンタブなどの機材が揃っていないスタッフは会社の備品を借りる制度も途中から始まったのですが、趣味で使っていたペンタブ(ワコム Bamboo)が10年越えのものだったので、この機会に新しいものを購入することにしました。
当時比較した製品
当時は社内スタッフなどに自宅で使っているペンタブをヒアリングするなどして以下のメーカを候補にしていました。
- Wacom
- XPPen
- Huion
まずペンタブと言えばのWacom。これは仕事でも長年使っている。しかしIntuos Proなどを買おうとすると数万円して個人にしてはお高い。ProじゃなくてノーマルのIntuosはちょっと安いけどどうなのか?
XPPenはなんとなく名前だけ知っていて、改めて調べるとWacomのノーマルIntuosは筆圧感知が4096段階なのに対し、XPPen Deco 01 V2は8192段階でさらに安い!
Huionは同僚が液タブを持っていてなかなか高評価だけど、板タブは持っている人おらず。でもこれもお手頃だし悪くはない。
といった感じ。
数日間かけて色々調べてみて、「6,000円台という安さだし、失敗したら別のを買えば良いか」という結論になり最終的に「XPPen Deco 01 V2」を購入しました。

3年間使ってみてどう?
では3年間使ってみての感想を書いていこうと思います。
3年間の使用頻度
3年間でどんな作業をするのに使ったかというと
- blenderやMudboxでモデリングやスカルプトをする時
- blenderやPhotoshop、kritaでテクスチャを作成する時
に主に使用しました。
私は他の作業も担当しており、毎日上記の作業をしているわけではないので、「この1か月間の平日は毎日使ったけど、そこからの1か月は別の作業をしていて使っていなかった」みたいな状態です。
なので3年間フルで使ってはおらず、実質は1年半ぐらい?かもしれません。
↓この投稿の時も使ってました。
VDM Brushの作り方わかった。#blender pic.twitter.com/J00oOnpW2u
— magi (@magi1710) June 12, 2025
VDMブラシについてはこちらの記事にまとめています。

ペンの持ちやすさ
購入後に使ってみて最初に感じたのが「ペンの持ちやすさ」です。
ペンを持つ部分にゴムが付いているのですが、ドクターグリップのように少し太くなっていてすごく持ちやすい。

それまで使っていたBambooのペンは同じ細さでペン自体も軽い。
Deco 01 V2は程よい重さもあり、学生時代の授業中に使っていたペンの感覚に近いです。
そのため長時間使っていても疲れにくい気がします。
作業スペースが広すぎず良い
個人的にはあまり手を大きく動かさずに書ける方が好きなので、以前使っていたBambooはめちゃくちゃ小さかったのですが、Deco 01 V2はそれより結構大きそうなので心配でした。

しかし使ってみるとちょうど良い。
考えてみれば会社で使っていたワコム製のペンタブの方がもう少し大きかった気がするので、自分にはこれぐらいが良かったのかも。
PCモニタも2画面使ってデュアルモニタにしているので尚更使いやすく感じるのかもしれません。

筆圧感知8192段階について
「筆圧感知8192段階」については「確かにそれぐらい反応してそう」という感想です。
Bambooが1024段階しかなかったのでこれと比べると雲泥の差ですが、会社で使用していたIntuos Proなどと同時に比較まではしていないので。
ただデフォルト設定だと結構強めに押し込まないと反応してくれないぐらい敏感な時があるので、私は若干柔らか目に設定したり気分で変更して使っています。

ペン先の摩耗
ペン先を今確認したところだいぶ削れていました。今まで気になっておらずこのまま使っていましたw

替え芯も付属されているので気になってきたら交換しようと思います。(ペットに持ち手を齧られて穴も開いてます…)
ショートカットキーは3年間使ってどうだった?
Deco 01 V2には8個のカスタマイズ可能なショートカットキーがあります。
私の場合は以下のように設定しています。

が、ほとんど使っておりません。(設定画面を出して筆圧感知設定を変えたい時ぐらい)
アプリケーションごとに設定できるようなので便利かもしれないですが、8個だけでは少なくて結局キーボードに手を伸ばす必要もあるし、ボタンを押すのに慣れると他の会社に行ったときなどに癖がついて作業し辛くなるため、私はこういうボタンは使わない派のため使用しておりません。
一時期「左手デバイスを導入すると楽」という噂を耳にして、色々調べた結果「8Bitdo」というゲームコントローラーのような製品を買ってみたこともあるのですが、こちらはもう少しボタンが多いのでアリでした。

Deco 01 V2はこんな人におすすめ
XPPenのDeco 01 V2は以下の人におすすめです。
- CG制作を始めたい人
- 板タブを初めて使う人
- 3DCG制作でペンタブを使いたい人
- コストを抑えてCG制作環境を作りたい人
- 大きめの作業エリアが欲しい人
ペンタブと言えばワコム一強の時代が続いていましたが、初めて板タブを買う人や、ワコムは高いなと思っている方には、お手頃価格で購入できる良い商品だと思います。
XPPenのデメリット
XPPenのDeco 01 V2の商品自体には大変満足しているのですが、一点だけどうしても解決できない問題があったので書いておきます。
それは「parsecで筆圧感知が効かない」ということです。
parsecという自宅から会社PCを操作するアプリケーションがあり、私はリモートワークをそれで行っているのですが、XPPenだと筆圧が効かない!
parsecはワコムのIntuosなどの筆圧感知には対応してくれていますが、それ以外の製品は対象外のようで、調べたおして設定を変えたりしてみてもダメでした。(ワコム製品で試したら簡単に筆圧感知できた)
これはparsec側の問題なのでXPPenには何の落ち度もありませんが、個人的に困ったことなのでデメリットとして挙げておきます。parsecを使わない方には関係ないです。
まとめ|Deco 01 V2を3年間使った感想
XPPenのDeco 01 V2を3年間使ってみた感想としては、冒頭にも書いた通り「3DCG作業で十分使えるペンタブ」です。
6,000円台で購入できるという安さと高性能なスペックは、趣味にも仕事にもおすすめの商品だと思います。
デメリットにも書いた問題のため、最近ワコムの板タブも使い始めたのですが、正直XPPenのDeco 01 V2の方がペンの持ちやすさなどは上だと感じています。parsec問題がなければずっと使い続けたかった…!
ワコム製ペンタブのレビューや比較なども気が向けば書いてみたいと思います。


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